大人の発達障害がある人はよく寝る、そして仕事中であっても居眠りしてしまうのでしょうか?
先日もこのようなツイートをしました。
どんなに寝ても(12時間とか)
日中の仕事中の眠気にはかないません…
ハンマーで殴られたように気絶するぐらいの眠気です。居眠りしたくてしているわけではないのですが
興味のない仕事をするとどうしても眠くなります。
改善するためには
コンサータORカフェインしかありません😇— アラタ@発達障害(ADHD)ブロガー (@1arata0424) 2019年6月11日
私(@1arata0424)は、ADHDの超ロングスリーパーです。
独身の頃は休日は12時間は寝てても夜も普通に眠れます。逆に3時間睡眠でも割と元気に活動できます。でも、仕事始めたころは、どうしても日中の眠気に勝てませんでした…しかし、今は居眠りする事なく仕事しています。
昔からロングスリーパーでしたが、大人になり仕事をしている今でも基本は変わりません。
ですがなぜ、こんなにもたくさん寝ているにも関わらず日中に眠くなるのでしょうか?
「たくさん寝るのに学校や会社で居眠りして困っている」という人も多いかと思います。
私自身、社会人になってからよく居眠りしていました。
しかし、それでも居眠りを克服して同じ会社で勤続10年目を迎えています。
日中の眠気に対策はあるのか?という情報をシェアしたいと思います。
この記事でわかる事
- 仕事中に寝てしまう理由
- 仕事中に眠くなる仕組みを理解する事
- 仕事中に寝ない対応策
【日中眠くなる理由】自分が興味が無い事をしているから
ロングスリーパーで長い睡眠をとっていても、日中の仕事中でも眠くなることがあります。
たとえ12時間以上の睡眠をとっていたとしてもです…
なぜ、こんなにも日中眠くなってしまうかというと”自分の興味のない事をしているから”です。仕事がつまらないんですよね。
心当たりある人も多いでしょう。
自分がやりたくもない仕事をしていと強烈な眠気に襲われます。
一般的に言われる眠気対策ではどうにもなりません。
誰かに頭をハンマーで殴られてみたいにガクッと急に意識を失って寝てしまうのです。
それぐらい強烈な眠気です。
発達障害が仕事中に眠くなる特性を理解する
一番の対策は自分の好きな仕事だけしていく、という方法ですが一般の会社に勤めている以上はそんなわけにはいきません。
安定した給料をもらい自立した経済力を持つためには、自分の時間を犠牲にすることも必要です。
では、仕事中に眠くなって居眠りしていしまう状況というのは具体的にはどういった状況なのでしょうか?
パターンを理解すれば眠気に誘われる状況を回避する事だってできるかもしれません。
眠くなるケース①:同じ作業の繰り返し
仕事はどうしても同じ作業の繰り返しになってしまいます。
最初は緊張しているから大丈夫なんですが、業務になれてくるとだんだんとつまらなくなってしまう…
結果、眠くなってしまって居眠りしてしまうという王道のケースです。
眠くなるケース②:分からない業務、初めての業務を行うとき
初めての業務は緊張して眠くなるはずないのでは?と思いそうですが逆の発想もあります。
それは、業務の内容が理解できずに次になにをしたらいいか分からなくなってしまい、集中力が途切れて、違うことを考え始める…
結果としていつの間にか居眠りしてしまうというケースです。
特に、理解力が乏しい場合はこのケースに該当することが多いのではないでしょうか?
日中の眠気対策
慢性的な日中の眠気については、改善のしようがありません。どんなに睡眠をとっても、興味のないものは興味ないし、つまらないから眠くなります。
ですが、社会人であればそんな事を言っていられません。
対策を行うことである程度の居眠りを防ぐこともできるので対応策を挙げていきたいと思います。
眠気対策①:コーヒー
鉄板ですが、カフェインを摂取する事で眠気を抑えることができます。
現在私はストラテラを服用していますが、合わせてコーヒーものんでいるので眠気に襲われることはありません。
コーヒーの量にもよるかもしれませんが、朝マグカップ一杯、昼マグカップ一杯飲めば、仕事中に眠くなるという事はなくなるはずです。
眠くはなりませんが、仕事がつまらなくてボーっとする事はあります…
眠気対策②:少しだけ寝る
職場の環境にもよると思いますが、可能であれば5分だけでいいので眠ることをオススメします。
基本的に、ADHDの眠気というのはどうしようもありません。
それなら、逆らわずに少しだけ寝てみようという逆の発想です。
でも、これが意外と効果があって、5分寝るだけでも眠気がとれますし、頭がスッキリします。
もちろん、職場のオフィスで寝るわけにはいかないので、トイレだったり、誰もこないような場所を発見して少し休憩する感じです。
※日本の企業は海外と違って人と違うことをしていたら「怠けている!」と言われてしまいますからね…
別に少し(5分ぐらい)サボっても大丈夫です。少しサボって気力が回復したら作業にもどって休憩した分を取り戻せばいいだけです。負い目を感じる必要はないです。
眠気対策③:コンサータ服用
すでにADHDの方であれば服用されている方も多いかもしれませんが、コンサータ(メチルフェニデート)は眠気に対して効果が抜群です。
用法も昼過ぎ以降には飲まないでね、でないと夜眠れなくなるよ!
と注意しているぐらい眠れなくなります。
私も、ストラテラ服用の前はコンサータでしたが、服用時の日中の目のギラギラ感は半端ないです。いままで必ずとっていたお昼寝も必要ないし、そもそも眠気に襲われるという感覚がなくなります。
ただ、合法ドラッグと呼ばれるぐらい活動的になりますので、その分、夜に効果がきれたら反動で疲れがどっと押し寄せてきます。
たくさん寝たほうがいいんじゃないの?
ロングスリーパーならば、単純にたくさん寝たらいいのでは?と思うかもしれませんが、たくさん寝ればいいというものではありません。
たくさん寝ても、日中眠くなります。
逆に、3時間とかあまり寝てなくても活動的になれます。
つまり、ADHDの人にとって睡眠をコントロールするのは難しいという事です。
であれば、単純にたくさん寝るというだけでなく、規則正しく、睡眠をとった方が効果があるでしょう。
時には眠剤に頼ることも大切です。
なにもしてないのに眠くなるのは日中考えすぎるから
ADHDの特徴として「常に考え事をしている」という事があります。
言葉でいうと簡単ですが、当事者にとっては普通の事なんですが、結構疲れます…
「疲れるぐらいなら考えなければいい」と指摘されそうですが、考えないという事ができないのがADHDの特性なのです。
だから、極端な話、一日なにもしなくても考え事だけで疲れてしまい、夜そのまま寝てしまうなんてこともあるわけです。
ホントに考えているだけで疲れてしまうから、ADHDはよく寝るのでしょう。
当時者は考え事を一日中しているから疲れて寝てしまうという感覚がないかもしれません。それぐらい、常に考えるという事は当時者にとっては普通なんですよね。それでも体は正直に疲れていると反応してしまうんですね。
ADHDにとって
何も考えない時間(休む)=寝ること
みたいな感じになってきます。
一言メモ
「遺伝もあるかも」
私の父は結構ないい年(70歳過ぎ)ですが、いまだにロングスリーパーです。休日は12時間ぐらい寝ています。普通、年を取ればみんな早寝早起きに自然になるのですが、私の父は例外です。
逆に母は昼間に細切れに寝て、夜は目が冴えるというパターンです。
眠れない場合もある
基本的には、ロングスリーパーで日中も居眠りしたりしますが、逆に眠れない夜だってあります。
目が冴えちゃって得ようにも眠れなくなって夜中なのに掃除始めちゃったり、映画やドラマを見始めたら気づいたら夜明けだった…みたいなこともしょっちゅうあります。
眠れないときもどんなことをしても眠れません。自分でコントロールできないし、睡眠導入のノウハウをやったって役に立ちません。
素直に眠剤を処方してもらい使用しましょう。
眠剤だけでスコーンっと眠れますので、素直に利用するのもありです。
定期的な睡眠をとるだけもで、体はだいぶ安定しますからね。
まとめ:自分の状態を理解し規則正しい睡眠サイクルを作る
自分が眠くなったらたくさん寝る。
夜に眠くなかったら眠剤を飲む。
自分の意思で睡眠をコントロールしていき、規則正しい炭んサイクルを作っていけば、日中の居眠りや眠気といった事も軽減されていくはずです。
最初はうまくいきません。
少なくとも、私は2~3年かかりました。(それまでは、居眠りして怒られました)
継続するのは大変ですが、一度、睡眠サイクルを作れれば後は居眠りに関してはイージーモードになりますので、頑張って続けていきましょう!!
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