仕事の困りごと

発達障害者が仕事のコミュニケーションで良い人間関係を構築する方法

「コミュニケーション能力が低くくて会社で浮いた存在になっている」

発達障害があると、会社で良い人間関係を構築して仕事しやすい環境をつくっていきたいけれども、なかなかうまくいかないという事もあると思います。

 

私自身(@1arata0424)新卒入社当時は「不思議くん」としてよくイジられていました。それぐらい、コミュニケーションが苦手で、話すときも

「何言ってるかよくわからない」

「それってどういうこと?」

「語尾をしっかり言わないと伝わらないよ」

などと言われていました。

 

しかし、今では、昔ほどコミュニケーションも苦手ではなくなり、スムーズな人間関係を構築できたおかげで同じ職場で10年働き続けることができています。(ちなみに、いまだに不思議くんキャラであることに変わりはありません…)

なので、多少のコミュニケーション、人間関係の構築方法に関しては参考になると思いますので、情報をシェアしていきたいと思います。

この記事でわかる事

  1. 発達障害がコミュニケーションが苦手な理由
  2. コミュニケーションが必要な理由
  3. 仕事でコミュニケーションを上手にとるコツ

 

大人の発達障害の特徴で人間関係が苦手

仕事でのコミュニケーション、人間関係に困っているのは大人の発達障害の特徴が原因かと思われます。

特にASD、アスペルガー症候群、自閉症といった特徴から来ているものが多いです。

ASDの特徴としては

相手と適度な距離をはかれない

 場の空気や相手の感情を察知できない

 曖昧なニュアンスが理解できない

 想像力が弱い

 客観的な視点で自分や周囲をとらえるのが苦手

 柔軟に視点を変えるのが難しい

 決まったやり方や習慣に強くこだわる

 関心や興味が極度に偏っている

といった特徴がありますので、なかなか仕事でコミュニケーションを上手に取るというのは得意ではないようです。

ASDだけでなく、ADHDも注意欠如や多動性から、順序だてて話す事が苦手だったりするので、うまく人間関係を築くのが苦手な特徴もあります。

 

仕事でコミュニケーションが大事な理由

本来、仕事は指示された業務を遂行出来れば問題ないのですが、会社という組織の中で仕事をする上では、言われた仕事だけを行うという事だけでは、どうしても不都合が発生してきます。

また、コミュニケーションをとる事はデメリットだけではなく、メリットも存在します。

まずは、コミュニケーションが仕事にとって、どのような影響があるのかについての理由を挙げていきます。

 

理由①:仕事に必要な情報が入ってこない

仕事は基本的には指示された仕事を行えばいいのですが、実際は、指示された仕事プラスで自分で考えて業務を遂行していかなければいけせん。

業務を遂行できればいいのですが、現場の状況は常に変わっていくものです。必要な情報、知識、そういったものどんどん新しくなっっていきます。

情報が新しくなった時の情報源となるのが、同僚や上司、人と話す事で情報を得ることができます。

ガッツリ情報交換をするわけではありません。

  • 休憩時間だったり
  • 廊下でのすれ違いざま
  • 喫煙所だったり…

さまざな、”なにげない会話”から情報というのは思わぬ形で手に入るものです。

 

なので、「自分はコミュニケーションが苦手だから」と自分の殻に閉じこもるのではなく、積極的に会社の人とコミュニケーションをとらないと業務上で必要な情報というのが、自分に入ってこないという事もあるというわけです。

情報が入ってこないという事を防ぐためにも、日ごろから良い人間関係を作っていきましょうという事が言われるんですよね。

 

理由②:ミスしたときのフォローされやすさ

これはADHDの人にとって大きい部分です。

人間は必ずミスをしてしまうものです。特にADHDの場合はミスのオンパレードですので、周りからフォローされる事もちょくちょくあるのではないでしょうか。

これがもし、あなたが相手のミスをフォローする立場であれば、どんな人だったらフォローしてあげてもいいな、と思いますか?

  • 普段あまりはなさない部下
  • いつも笑顔で積極的に話しかけてくる部下

どちらの部下を助けてあげたいと思いますか?

当然、後者の笑顔の話しかけてくれる部下ではないでしょうか。

上司や同僚も人間です。同じミスのフォローをするのであれば、普段から仲良くしている人の方を優先的に助けてあげたいと思いますよね。

 

こういった人間の小さな印象からフォローのしやすさ、されやすさというものがあるので、普段からの人間関係は重要になってくるんですよね。

メモ

不愛想な人だと、助けてあげたくても近寄りがたいのでフォローするこもできませんからね。

 

理由③:自分をブランディング(キャラづくり)できる

自分をブランディングというと、意味が分かりにくいかもしれませんが、コミュニケーションをとる事で、自分のキャラを作れるとしたらどうでしょうか?

  • 付き合いの飲み会を断るキャラ
  • 定時で帰るキャラ
  • 残業断るキャラ

コミュニケーションの中でこういったキャラが確立できたらどうでしょう?

だいぶ、自分の生活の質が向上されるはですよね。

 

コミュニケーション=会話だけ

と思う部分もありますが、こうして積極的に自分をキャラづくりをしていく事で、自分にとって大きなメリットも生まれてきます。

ポイント

コミュニケーション=面倒くさい

と思ってしまう気持ちもわかりますが、使い方によっては、苦手はコミュニケーションを減らすツールにもなるという事です。

 

どうすれば上手に人間関係を築けるか

仕事でコミュニケーションは必要だと述べましたが、では、コミュニケーションが苦手な人は具体的にはどういって良好な人間関係をつくっていけばいいのでしょうか?

具体的に方法を考えていきたいと思います。

 

人間関係①:相手を絶対に否定しない

大人の発達障害者は、自分の意見を主張しがちです。自分が正しい、自分こそルールみたいに思っている部分もあると思います。

しかし、コミュニケーションの上では、自分の主張を強くだすのはオススメしません。

 

相手はコミュニケーションの中で「自分を分かって欲しい」という気持が強いものです。

だからこそ、相手は自分の発言に対しては肯定、つまり受け入れてもらいたいのです。自分を分かってもらいたいという気持ちは発達障害がある人は特に強いので、共感できる部分もあるのではないでしょうか。

例えば

相手「天気がいいですね」→「そうですね、天気がいいですね」

と答えるようにする。

このとき、「そうですか?そこまで天気はよくないですよ」と否定してはいけません。あくまで、世間話なので適当に合わせればいいのです。

 

その他の例

  • 相手「仕事だるいよね」→〇「だるいですよね」、×「私はやる気ありますよ」
  • 相手「○○ってありえないよね」→〇「ありえないと思います」、×「そんな事ないです」

相手の話を否定してしまうと、相手の存在まで否定したととらわれてしまうので、相手が自分に対して良い印象をいだきにくくなってしまいます。

発達障害がある人は、自分の意見を主張しがちですが、仕事でのコミュニケーションにおいては、相手の意見は、否定しないように心がけると相手も話しかけやすくなってきますので、よい人間関係に発展しやすいです。

 

また、発達障害がある人は物事を合理的に考えてしまう傾向があるので、間違った意見には反論しがちです。しかし、相手はあくまで世間話程度のレベルの話をしていることもありますので、適当に合わせておけばいいんです。

 

なんだったら、ちょっと言い方は悪いですが「こいつバカだな~」ぐらいを自分の頭の中だけでおもっておけばOK。大事なのは表面上だけでも肯定するという事ですからね。

 

人間関係②:笑顔は必須

職場での笑顔は必須です。そもそも、社会人としての必須のスキルといってもいいでしょう。

ですが、コミュニケーションが苦手な人にとっては、笑顔も苦手という人もいるかもしれません…

慣れないうちは、笑顔ひとつつくるのに苦労しますし、恥ずかしいと思うかもしれません。しかし、笑顔は、よい人間関係作りの入口となる部分です。話術を鍛えるとかいったコミュニケーション上達方法よりは、圧倒的ハードルが低い部分です。

簡単に
  • 口角を常に軽く上げておく
  • 話しかけれたら笑顔つくる

ぐらいで十分です。

笑顔はコミュニケーションの第一ステージだと思い、どんどん挑戦していきましょう。

 

例えば

  • ぶっきらぼうでミスばかりする人
  • いつも笑顔で愛想がいい人

同じミスでも愛想がいい人の方がフォローしてあげたくなりますよね?人間って単純な生き物ですので、見た目だけでもだいぶ価値観が変わってくるものです。

笑顔ひとつで仕事のコミュニケーションがイージーモードになるなら積極的に取り入れていきたいですよね。

笑顔は、敵を作りにくいというメリットもあります。

 

人間関係③:できるだけ相づちだけで済ませる(言葉の意図が読み取れない)

発達障害がある人は、相手の言葉の意図(メタ情報ともいう)を読み取れないという特徴があります。

相手が、言葉では○○と言っているけど、実は別の意味合いで行ったりしていたりするということです。

例えば

先輩から「ポストに用事があるときに、この封筒も一緒に投函しておいて」と言われたとします。あなたは、言われた通り自分がポストに行く用事があるまで2~3日、自分で持っているかもしれません。しかし、先輩としては、当日中もしくは次の日ぐらいには投函しおいて欲しいという希望も込めて投函を依頼していることもあります。普通に考えれば依頼されれば当日中には行います。また、先輩も気を使って命令口調ではなく「用事があれば~」と柔らかく依頼をしているので、「今日中に投函しておいて」とストレートな表現ではないので、メタ情報がわからない事があります。

メタ情報が読み取れないので、会話がチンプンカンプンになってしまったり、相手を知らずのうちに怒らせてしまったりしてしまいます。会話の内容が理解できないときもあります。

相手を怒らせない為にも、会話の中で自分の発言はあまりせず、会社では相づちだけで済ませておくのが発達障害にとっては賢い生き方かもしれません。

 

ポイント

できるだけ、相手との会話では

  • オウム返し(相手の言った事を繰り返す)
  • そうですね(肯定の言葉)

などが使いやすくて、すぐに実戦できると思うので試してみるのもいいでしょう。

 

他にも、コミュニケーションをとっていると、相手の話が理解できないときもあります。そうすると、どうしても「それってどういう意味ですか?」って自分が理解、納得するまで聞いちゃいうんですよね…

自分が理解できないときは、会話の中では「そうですね~」ってかるく流しておき、

  • 後から自分で調べる

    or

  • 後から言った人に「さっきの○○って、こういう事ですよね?」って個別に聞きに行く

あくまで、会話の流れを遮るのはよくありません。

話している方はできるだけ気持ちよく話を終えたいものです。そこで遮られてはモヤっとした気持ちになりますからね。

アラタ
基本的な事ですが、相手の気持ちになるというのは大切です。

あなたが一生懸命に自分の事を話しているのに、途中で話を遮られたらイラっとしますとね。相手もそれと同じなんです。

 

自分の話もしたい【仕事上では我慢】

相づちだけではつまらない、自分の話もしていきたいと思う人も多いでしょう。

人間、人の話を聞いてばかりでは辛いですからね。もちろん、相手の話を聞くだけでなく自分の話をしてもいいと思います。

割合的には8:2ぐらいで話を聞く:自分の話をするが理想的かもしれません。

 

でも、もし、自分の話をするのであれば、自分自身の事を話すのはオススメしません。

発達障害の場合、自分の話をすると”とことん自分の話をしてしまう”傾向があります。自分としては「私を分かってもらいたい!」という気持から深い話までしがちですが、相手にとっては重い話で、ちょっと引かれるかもしれません…

普通の人も、自分の話をしますが、ある一定のラインまで。深層の部分までは話をしません。

 

そもそも、相手の感情とか分からない【読書がオススメ】

コミュニケーションをとるうえで、相手の表情やメタ情報を読み取るのは重要なポイントです。ですが、発達障害は相手のメタ情報(表現上の言葉だけではなく、相手が本当に伝えたい情報)を読み取るのが苦手です。

生まれつきの特性なので、完全に読み取れるようになるというわけではありませんが、それでも、経験する事で一定の効果を発揮することができるはずです。

 

ですが、なかなか経験できる機会がないという場合は、発達障害に関するライフハックの本がたくさんあると思います。

でも十分に役に立つと思うので、ネットだけではなく、専門的な書籍を読んでみるのもオススメです。

個人的には図書館で本を借りるのがオススメです。何より無料ですし、お財布に優しいからですw また、種類も豊富ですし、当たり外れとか考えなくても試し読みできるのも魅力的です。

 

同僚や上司と話すのが気まずい場合

ミスばかりしていると、上司や同僚と話をするのって気が引けるときがあります。

「私って嫌われているのかな…」って心配になるときもあります。あと劣等感と。

 

でも、相手は立派な社会人ですよね?イライラしていたら、八つ当たりで強く当たられることもあるかもしれませんが、基本的には一人の大人のして接してくれるはず。

「話しかけてイヤな事言われたどうしよう」とか考えて心配する必要はないです。

 

質問したら答えてくれるし、相談したら真面目に相談にのってくれます。

繰り返しですが、相手は立派な社会人です。大人の対応をするのが普通です。

もしも、話しただけで相手が怒った、嫌味を言われたというのであれば、相手が確実に悪いです。ただのわがままですので気にする必要はありません。

 

注意

※女性職員とか注意が必要

別に偏見とかじゃなくて経験談です。

仕事ができない人に対して、強く当たる傾向があります。そして、仲間外れにする傾向もあります。また、気分の浮き沈みも激しく感情の起伏も激しいです。その分、相手のペースに惑わされたりするこもありますが、気にする必要はありません。

強く当たられて辛くても「今、あの人は落ち込んでいるORイライラ時期なんだ」と逆に気付いてあげれるぐらいになりましょう。

 

問題なのは自信なさげにすること

声が小さいとどうしても、自信なさげに見えてきます。あなたは自信なさそうな人を見てどう思いますか?

自分に余裕が無かったり、忙しかったりしたら正直”イラッ”っとしませんか?

もしかしたら、あなたも相手に対して同じことを思われているかもしれません。

 

私の経験

私はストレートに言われてた事があります。

「そんな自信なさげにお客さんと接するから文句やわがままを言われるんだよ」

と同僚から言われました。

 

私自身でも「確かにそうだ」と思い、まずはコミュニケーションを人と同等にとるために声を大きくする練習を始めました。練習といっても、腹式呼吸や息を大きく吸い込むとか簡単なレベルです。ボイストレーニングとかではないです。

アラタ
声が大きくなると、自然と自分の中で自身が沸いてきます。

 

ホントに小さな事からおスタートでいいんです。小さな事の繰り返しの失敗や成功で上手な人間関係を構築していけるのだと思います。

 

まとめ:積極的に同僚や上司と関わるようにして小さな経験を積んでいく

コミュニケーションをとるんは結構辛いと思います。私も緊張する相手とは距離を置きたいと思うときはあります。

無理して話かける必要はありませんが、「おはようございます」「お疲れ様でした」ぐらいは大きな声で出来るはずです。話すのが苦手なら、簡単なところからでいいと思います。

 

一番良くないのは

「コミュニケーションなんて自分にはできない」

「人間関係なんて意味がない」

なんて自分の価値観を決めつけてしまう事です。

他者と関わりを持つことで成長できることあります。(良い部分、悪い部分を含めですが)

 

繰り返しですが、小さな事からでもいいので自分を変えていく努力ができたらいいなと思います。どんどん経験していきましょう。

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