「やる気はあるんだけど、仕事が全く覚えられない…というか、指示された内容が頭に全く入ってこない。」
やる気はあるし、上司や先輩の指示を聞く意思もある。なのに覚えられない。
言葉は”音”として認識できるけど、話の内容が理解できない。
結局、指示された仕事というのは、なんの意味があるのだろうか?理解できない事も多いでしょう。
私(@1arata0424)自身も入職当時は、仕事がまったく覚えられず苦労しました。
- 日本語がアラビア語に聞こえるぐらい意味が分からない
- 仕事の意図が理解できない
- 結局なんの作業から始めたらいいの?
ホントに右も左もわからないような状態でした。
それでも、事務職として同じ職場で勤続10年目です。長く続けられているという事は仕事に対し、ある程度の実績があるという事なので、私が仕事を理解できない、覚えられないと思った時に試したことの情報をシェアしていきます。
この記事でわかる事
- 仕事が覚えられない理由
- 具体的な仕事の覚え方
大人の発達障害の症状のひとつかもしれない
特にADHDの特徴としては注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害があり、主に「不注意」「多動性」「衝動性」という3つの症状があります。
症状の中で、注意欠陥や多動から人の話を聞いている途中でも、別の事を考え始めてしまい、結果的に相手の話を聞いていなかったなんてことにもなるわけです。
人の話を聞いていなければ、当然、話の内容は理解できませんよね。
あくまで症状の一つとしてであり、個人によって異なっては原因が異なってはくると思いますが。
私の場合
やる気はあるんですが、相手が話始めて3秒ぐらいすると、頭の中で別の事を考え始めちゃうんですよね。
「なんていって返事しようかな…」
「あーこれ時間かかるやつかな」
とか、だから話の意味を全体を通して理解できなかったんですよね。
仕事を覚えられない理由
大きな理由に上記で述べたように相手の話を聞いていない、理解できていない、としましたが、相手の話を聞いていないということ以外にも理由があるので例を挙げていきます。
理由①:初めて聞く言葉はわからない
私自身、事務職として働いており、電話対応もするのですが…初めてかかってきた企業や個人名を一度だけでは覚えることができませんでした。
なので、必ずと言っていいほど「恐れ入りますが、もう一度お客様のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」と聞き直していました。個人の場合は、結構な確立で嫌な顔(声)されましたね。
音声認識能力が低いのか、初めての言葉の場合はほとんどは聞き取れず、“アラビア語”に聞こえてきます。
理由②:わからない事がわからない
初めての仕事をするときによく起きる症状なんですが、“わからない事がわからない”んですよね…。
先輩や上司から仕事について一通り説明されるけど、ぼやぁ~っとしたイメージしかわかず、全部の話を聞いても理解できない状態です。
先輩なども「わからないところあった?」って聞いてくれたりするんですが、何を聞きたいのかもわからない状態だから質問すらできないんですよね。
仕事の最終目的をイメージできない…ADHDには想像力が乏しいという特徴もある人がいるので、ADHDの特徴が影響している可能性もあります。
理由③:仕事を主体的に考えてない
会社の仕事はどこか他人事だとは思っていませんか?自分がいなくても会社は回るし、たいした責任もない仕事なので回りに影響はないだろうとか思っていませんか?
毎月、決まった給料がもらえるのは、あなたが仕事を頑張ってこなして、会社の売り上げに貢献しているからです。
自分は自分の作業だけと考えていては、会社の全体をとらえることが難しいので、より仕事を覚えていくのが難しくなっていきます。
理由④:気持ちが焦って劣等感を感じてる
仕事が覚えられないと、どうしても焦ってしまいますよね。焦って失敗して劣等感を感じる…、そしてまた焦って失敗して劣等感…。
劣等感を感じているとどうしても、仕事に集中できなくなったり、人の話が入ってこなかったりします。
負の連鎖でどうしても、理解力が鈍ってしまい、仕事が覚えられません。
仕事の覚え方は色々ある
仕事の覚え方はいろいろなパターンがあります。自分にあったものを選んで、試してみ、しっくりくるものがあれば、繰り返し使っていけばいいと思います。
覚え方①:指示された仕事を文字として見えるものにする
新しい仕事を教えてもらうときの多くの場合は、口頭だけの指示だと思います。
大人の発達障害の特徴の中で、言葉より文字の方が理解しやすいという事があります。言葉をリアルタイムで理解するのは苦手だけど、文字であれば認識しやすいという事ですね。
例えば
指示を貰うときはできるだけメモやメールにしてもらう。
とはいえ、会社の仕事では、いちいちメモに書いてくれたりメールで指示を送ってくれたりするのは現実的ではありませんよね。
であれば、自分で行うしかありません。
口頭で指示された仕事内容を、言われたときに、全て文字としてノートやメモに書き込んでいきましょう。内容は覚えていなくても、文字や文章さえ残っていれば後から思い出すきっかけになります。
臨機応変が苦手なので、文字として可視化するのは有効的ですよ。
覚え方②:ノートにまとめる
急ぎの仕事の時にはつかえませんが、ノート活用は鉄板です。
大人の発達障害でなくても、入職、転職時に仕事を覚えるときはどんな人もノートを使って仕事内容をまとめ覚えようとしています。大人の発達障害以外でも使えるハックなので、協力な武器となるでしょう。
具体的な使い方として
- 教えてもらったことを全てのノートに書き写す
- 後から自分でまとめる
- 後日、ノートに書いた“ワード”の情報が必要になったときはノートを開けば書いてある
この繰り返しで業務のほとんどを覚えられます。
なぜなら、仕事のほとんどはルーティンワークつまり同じ仕事の繰り返しだからです。
覚え方③:目の前の仕事だけに集中して完了する
仕事って基本的にマルチタスクです。一つの仕事を行っていると、どうしても途中で別の仕事を依頼されたりするので、自分作業を中断しがちです。そうすると、前やっていた仕事への集中力が切れてしまいます。
前やっていた仕事をせっかく理解しかけていたのに、また別の新しい仕事をしなければいけない。これでは、当然仕事を覚えることなんてできないですよね。
一歩進んで二歩下がるみたいな…悪循環です。
悪循環にならないためにも、現在進行形の仕事については、引き続きやっていき完了までさせる。それから後から依頼された仕事をやっていけばいいと思います。
後からになると、言われていた仕事の内容を忘れてしまっている確率が高いですが、忘れてしまっていていいと思います。
どうせ覚えられないのなら、自分が仕事の作業を行うタイミングで聞けばいいのではないでしょうか?
聞くタイミング
自分の都合だけ聞いてたら嫌がれれますので、「今、お時間よろしいでしょうか?」の一言ぐらいは必要です。
すべてを覚えようとは思わないこと
仕事を覚えられない大きな原因として、すべてを思えようとしている事もあると思います。
あれも、これも覚えようとして結局なにも覚えられないみたいな感じ。
例えば
プログラミングを覚えたいな~と思ってテキストを全て読み始めたらどうでしょう?テキストの内容を全て覚える事ができますか?一回読んだだけでは、できないと思います。
本を読んで全てを覚えようとするのではなく、実際に自分でプログラミングをやってみて、分からなくなったところだけテキストの中を探して読んでみる。そうすると、今の自分に最も必要な情報がでてくるので、自然の頭の中に入ってきます。その時の自分が興味ある事というのは、強く頭に残るものです。
あなたに趣味がある場合、たくさんの知識を持っていたりしませんか?たとえば電車が好きなら電車の名前、アニメがすきならキャラの名前や特技など…
なので、実践の中でわからなかった事をチョイスして、自分で調べていくことで、いつのまにか仕事を覚えていたりするものです。
よく言う、経験値ってやつですね。自分でやった分だけ覚えていくみたいな。
無理に仕事を覚える必要はありません。
仕事に必要な覚えることって意外と少なかったりするものですよ。
まとめ:焦らず目の前の一つの仕事からやっていく
仕事が覚えられない⇒怒られる⇒次は覚えれるようにと焦る⇒焦ると覚えられない。
いろんな悪循環があり、仕事が覚えられない条件を作り出していると思います。
「仕事なんて簡単には覚えられないもの、単純に目の前の仕事を一つずつこなしていこう!」という軽い気持ちを持てば、自然と気持ちも軽くなるはず。もっと頑張らなきゃ…という重い気持ちがもっと悪循環を引き起こしてしまいます。
仕事はだいたいが同じような事の繰り返しです。
焦らず経験をつんでいけば必ず仕事を覚えていけると思います。どんどん経験していきましょう。
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