「頭では分かっているのに、いざ説明したり話そうとすると言葉に詰まる…」
「頭の中ではイメージで来ているのにうまく言葉が出てこなくてモヤモヤする!」
つまり、説明するのが下手という人の悩みにお答えします。
アラタです(@1arata0424)。
仕事で初めての業務を行うときは、説明を受けたその場では理解したつもりでも、いざしゃべろうとすると言葉に詰まっていましたが、ストラテラ服用後は詰まるという事はなくなりました。
私の場合、結果的に理解しているのにうまく言葉にできないのは原因が大人の発達障害だったということでした。
ストラテラという薬を飲むことで劇的に改善する事ができました。
それでも「薬は飲みたくない」、「ストラテラを飲んでも改善しない」という人がいるかもしれません。
改善しない人のために、私が実践して効果があったことをシェアしたいと思います。
この記事では、大人の発達障害、若しくは疑いのある人に向けて書いてあります。
大人の発達障害だから上手く話せない?
どんなときにうまくはなせないのでしょうか?
頭の中で自分では理解しているし、頭の中では優等生キャラみたいな感じでスラスラ言葉が出てきて説明している様子がイメージで来ているはずなんですが、いざ、現実で話すと言葉に詰まるし上手に話すことができなくなってしまいます。
頭の中では上手に話しているだけに、凄く悔しい思いをしていると思います。
大人の発達障害は大きく分けて三つの症状があります。ADHD/ASD/LDです。
特に、うまく話せないという症状はADHDの注意力の欠如、優先順位をつけられないという特徴があるので、そういった特徴からきているのかもしれません。
- 話している途中で別の事を考え始める
- 順序立てて物事を考えるのが苦手
- 話に最後まで集中できない
心当たりがある人もいるかもしれません。まずは、自分自身の特徴を改めて考え直してみるというのも大事になってきます。
ADHDは順序だてて説明する事が苦手
長文を話すときは、頭の中でイメージしているものを順序だてて説明してきますが、この順序だてるという行為が発達障害は苦手です。
例えば、他にもスケジュール管理が苦手とか、仕事の優先順位を決めるのが苦手とか…
心当たりがあるはずです。
順序だてるという行為は会話の中にもあります。
- 主張⇒理由⇒具体例⇒反論への理解⇒もう一度主張
といったように論理的に話すにはプロセスがあるのです。
ここで論理的とは相手にわかりやすく伝えるという意味です。
なので、理解しているにもかかわらず上手に話せない…という結果につながってくるのです。
メモ
そもそも、発達障害は想像力が低く、どちらかというと文章などの”文字”から情報を読み解くことが得意みたいです(あくまで一般論です)。
順序だててうまく話せない原因
順序だてて話せない原因は上記以外にもあります。
私も該当していたことがたくさんあるので例を挙げていきます。
原因①:焦ってしまう
例えば、同じような事を説明するときでも
- 会社の上司に説明するとき
- 仲の良い友達または家族
に話すときとでは、話し方がだいぶ違うと思います。
仲の良い友達に話すときはリラックスして上手に話せるのに、上司に対してだと緊張してうまく話せない…
理由は”焦り”から来ています。
「上手にはなさなきゃ」「早くはなさないと相手が怒るかも…」
へんな不安が先行して焦っちゃうんですよね。
この焦りというのが最大の敵です。

原因②:長い話している途中で別の事を考え始めてしまう
長い話をしていると、途中で別の事を考え始めちゃうんですよね。
普通はありえない事だとおもうんですけど、これってADHDの特徴なんです。
話の途中でもテレビや周りの音が気になったり、相手の髪型や服装に目がいったり会話と関係のないところに意識がいちゃうんですよね。
極端な話、自分が話していのに「あーまたうまく話せなくてイライラする」って話の途中でも反省を始めちゃうんですよね。まだ話終わってないのに。
だから自分が話しているはずなんですけど、途中からどこか意識にもやがかかったような感覚に襲われてしまいます。
そして結果的に何言ってるんだろ?ってなっちゃいます。
原因手軽にできる改善策の具体例
冒頭にも伝えたように手っ取り早く解決したいのであれば、ストラテラを服用する事をオススメしたいです。
これで、劇的に理解力、話のスムーズさが改善できます。
なんだったらメモとかとる必要もないぐらいで、いわばチートみたいなものだと私は思っています。(普通の人はストラテラなくても十分なので正確にはチートではないですね)
ですが、それではこの記事の意味が半減してしまいますので具体例を挙げていきます。
具体例①:メモを活用して要点をまとめておく
基本的な事ですが、うまく話せないのであれば話す前の準備が必要です。
昨日うまく話せなかったのに今日から急に話せるようになるわけではありません。
しかし、急に話せるようにはなりませんが、少しづつ改善していくことは可能だと思います。
その中の一例として、メモを活用し要点をまとめておくという方法があります。
メモを活用することで、頭の中のイメージが具現化して会話の流れや順番がはっきりしてきます。
文章に書き起こしたことで、頭の中で話したい事を具現化できるので、後は頭の中に居れた言葉をつなげて話していけばいいだけです。
イメージ的には、メモした文章をそのまま写真みたいな形で、文章ではなく映像として記憶します。
そうすることで、記憶した写真(映像)を見ながらしゃべればいいだけなので、言葉に詰まるということは軽減されるはずです。
覚えるのも難しいときは、メモを見ながら話すでも全然OKです。理由は後述します。
具体例①-2:文字として可視化できるように
文字として目に見えるものとして認識することで、理解力がアップします。
文章にしなくても過剰書きでOKです。
書いたものを繋いでいくだけでも、会話が成立します。
ポイント
極端な話、単語と単語だけでも相手には伝わります。
えーと…と黙ってしまわないようにするのがコツです。
具体例②:覚える単語は3つまで
人間、そんなにたくさんの事は覚えられません。
多くて3つが限界です。
相手の話を聞くとき、話すときは欲張って全てを覚えようとはせずに、「キーワードを3つだけで覚える」と意識していきましょう。
これだけも、会話の内容がわかります。
そして自分が話すときもキーワードを3つまでに絞りましょう。
もし、相手からの説明でキーワードが3つ以上でてきたら、それは伝えている相手が悪い可能性があります。話が下手とかね。
具体例③:焦らないで落ち着こう【深呼吸】
焦りからうまく話せないと書きましたが、まずは落ち着くことが大事です。焦ると余計に話せなくなります。
落ち行くにはストラテラが一番ですが、それ以外には深呼吸という方法もあります。
吸う息は普通でいいですが、吐くときは10秒ぐらいかけてゆっくり吐くようにします。
はてな
人間、息をゆっくり吐いている間は緊張出来内容になっています。なので、強制的に体をリラックス状態にもっていけるのです。
話している最中にメモを取るのは恥ずかしい、相手に失礼では?
メモすることは「自分がバカだ」みたいなことを認めているとなりそうで嫌だと考える人もいるかもしれません。
しかし、自分が言いたい事をちゃんと伝えることができず、何言っているかわからない状況を作るよりかは、メモを活用して聞く、話すときもメモを見ながら話した方が相手に伝わりやすいので有益ではありませんか?
意思の疎通という面では、合理的な考え方ではないでしょうか?
まとめ:メモ⇒ストラテラと実践してみる
繰り返しですが、一番手っ取り早いのはストラテラを飲むことです。
ストラテラ以外であれば
- 文字として可視化する
- 覚えるキーワードは3つまで
- 焦らないで落ち着こう
ということです。
流暢に話せるようになる!!という目標も素晴らしいですが、会話の目的は”相手に意思を伝える”という事です。
この意思を伝えるという事に重点を置けば、メモ書いてみながら話すという事に対しても抵抗感が薄くなるのではないでしょうか?
上手く話せないのはイライラして自信を失いがちになりますが、少しずつ頑張って行きましょう。