「やらなきゃいけない仕事があるのに、いつも先延ばししてしまう…一度や二度ならいいけど、毎回、先延ばしにして期限に間に合わず怒られる…」
先延ばしはいけない事だとわかってはいるのに、毎回どうしても先延ばししてしまうのはなぜなんでしょうか。
先延ばしにすることで
- 焦り
- 不安
- イライラ
たくさんのデメリットがあるにも関わらずやってしまうのは、少なからず大人の発達障害であるADHDが関係しているものと思われます。
私(@1arata0424)自身も大人の発達障害(ADHD)で仕事の先延ばしにだいぶ苦労しました。
「なんで毎回こうなんですか?」
「やる気ないんですね」
「この仕事、何年目ですか?」
なんて嫌味は何度も言われて来ました…
焦る気持ちはあるんです。
「この仕事は大事だから早めに終わらせてチェックする時間まで作らないと」って真剣に思っているんですけど、不思議とできなかった…
現在、私は事務職として働いており、勤続10年目を迎えています。
入職当時は先延ばしでよく失敗して怒られていましたが、なんとか自分なりの改善策を駆使してここまで続けてきました。同じ仕事を長く続けられたという実績もあるので、多少の参考にはなるのではないかと思い、情報をシェアしていきます。
この記事でわかる事
- 仕事を先延ばししちゃう原因
- 先延ばししない方法
大人の発達障害の特徴で先延ばししてしまう
ADHDの特徴である注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害が影響して先延ばしが発生しているものと考えられます。ADHDは衝動性から短期的なご褒美がないと作業自体が「楽しくない」と判断して続かないんですよね。
先送りのすべてがADHDのせいというわけではありませんが、特徴としてはADHDにぴったり当てはまります。
ADHDが先延ばししちゃう原因
ADHDの特徴から先送りにしてしまうと述べましたが、特徴だけでなく、先送りする原因も存在します。一つに限らず、複数の要因があり、先延ばししてしまっている可能性もあるので、原因の例を挙げてみました。
原因①:優先順位をつけられないことも関係
ADHDの別の特徴に優先順位を付けられないという事もあります。優先順位をつけられないという事も関与して先延ばしが発生してしまうのではないでしょうか。
あれもこれもしないと…と思っているうちに、どれが重要なのかわからなくなってしまう。
結果として、面倒な仕事が残ってしまい、先延ばしになってしまうというパターンです。
もっと詳しく
原因②:まとめてやろうとする
多くの人が「もうちょい仕事が溜ってからまとめてやろう!」と思っているのではないでしょうか?
気持ち的には、夏休み最後の日に宿題をまとめて終わらせる…
あの感覚と同じです。
ギリギリになって焦って作業に取り掛かる。当然、あわててやったものだから見直しもできず、ミスだらけで提出しているのではないでしょうか。
原因③:業務内容を理解していない
業務内容を理解していないのは、先延ばししてしまう大きな原因の一つかもしれません。
仕事の内容を理解していないと、改めて頭を使って理解しなければいけませんよね。自分の興味あるものだったらかまわないのですが、仕事で自分が興味ないものだとどうしても集中力が欠けてしまいます。
また、自分では考えていなくても、「心の奥でホントは面倒だと感じている」というのもあるかもしれません。
最善策は雑にでいいのでタスクを完了させてしまう
雑にというと言い方が悪いですが、一旦、分からなくてもいいので一通り作業を完了させてしまうということです。
難しい作業、初めての作業も、軽くでいいので一連の作業を終わらせてみる。
例えば
数字を打ち込む作業項目があるとします。あなたは、数字の項目の部分だけは意味が理解できたとすると、その数字の部分だけを入力していけばいいです。
すると、部分的にではありますが、作業の一部が完了しますよね?これを繰り返しやっていくことで虫食い状態ではありますが、一連の作業を終わらせることができます。
もちろん、終わっていない個所もあると思いますので、残りは頑張って作業していくしかありません。
ポイント
分からなければ、職場の上司や先輩に教えてもらう事も大事です。
- まっさらな状態から聞く
- 部分的にでも自分で考えた結果わからなくて聞いた
とでは、多少、努力した形跡がある方が聞かれた側も「この人は頑張ったけどできなかったなら教えてあげよう」という気になります。
自分では考えず、なにもしない状態で相手に聞くのはただの“時間泥棒”ですよ。
部分的にでも、一連の業務を終わらせてしまうと、なんとなく全体像が見えてきます。
全体像が見えてきたら割と作業もスムーズに進むので、先延ばしも減っていくはずです。
面倒な作業でなくなれば、簡単に終わるので先延ばしする部類の作業ではなく、目の前の簡単な作業、の方に分類されて自分としても実行しやすくなります。
また、部分的にやる事のメリットはいくつかるので例を挙げていきます。
理由①:完了という小さなご褒美
仕事が終わったときって、出来てる、出来てないにかかわらず「終わったー!!」ってちょっとテンションあがりますよね。テンション上がるのってちょっとしたアドレナリンが出ているからなんですよね。
小さな成功体験を積み重ねていくことで、面倒な作業に対してのも楽しいとまではいかなくても、多少のやりがいや手応えといったものが出てきますよね。
理由②:仕事の内容が理解できる
部分的にではありますが、自分で調べて考えたものに関しては深まる理解力が違いますよね。また、行った仕事の内容も理解できるようになるので、自分の能力がアップしますし自身にもつながります。
先送りにしたくなるような難しい業務は、自分を成長させるよいチャンスになると考えれば多少はポジティブになれるのではないでしょうか。
理由③:簡単なものから済ませることで一つのタスクは完了する
先延ばしでの一番の問題は、やらなければいけない仕事が期限内に終わらない事だと思います。
確かに重要なのは期限を守ることです。しかし、簡単なタスクを先に完了することで、なにか一つの仕事が減るわけですので精神的にも負担が減ります。心にゆとりが生まれるとパフォーマンスも向上しますので、結果的に先延ばしに対しても効果がでてきます。
書類の山とかみると「あーあ」とかなってやる気なくなります。だったら、少しずつ減らしてモチベーションアップしたほうがいいですよね。
部分的な仕事とかできない
部分的な仕事をしていけばいいと述べてきましたが、すべての人ができるというわけではありません。
なので、自分の中でできる限りでかまわないと思います。
部分的な仕事が出来ない場合は、先延ばししない事が大事ですので、仕事に優先順位をしっかりつけていけば、同じように対策ができると思います。
まとめ:雑にでもいいので終わらせて小さなご褒美を得よう
ADHDってすぐに結果を求めたがる人が多いです。
だから、すぐにご褒美(作業の完了)がでない事に関しては面倒だと感じたりやりがいを感じないので、先延ばしにしてしまう傾向があるのではないでしょうか。
雑にでも少しづつ作業を完了させ、小さなご褒美を得る事で「仕事終わったー」という幸福感を持つことで先延ばししてしまうという悪いクセも改善していけるのではないでしょうか。
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