もし、子育て世代の親がADHDだったら、子育てと仕事の両立って難しいのでしょうか?
- 自分がADHDだ
- もしくはパートナーがADHDだ
ADHDで働きながら子育てとか不可能なのでは?と考えてしまう事もあると思います。
とはいえ、生活のために共働きで働かなければいけない…
本記事を書いている、私もADHDであり、パートナーとフルタイムの共働きをしています。家族構成とライフスタイルは
- 夫(私、ADHD当事者)フルタイム
- 妻(普通の人)フルタイム
- 子供二人(4歳と1歳) 保育園
正直な話、ADHD当事者からすると、仕事だけでも手一杯なのに、子育てなんて無理!!って思っていたけど、この生活を4年以上続けています。
本記事では
ADHDと子育て、仕事の間で悩んでいるという方に向けて、私の体験を元に参考になる情報をお伝えしていきます。
手取り13万円+手取り13万円でも生活は豊になるから働くべき
私の場合、私(夫)の給料が少ないので、仕方なく奥さんがフルタイムで働いてい居ます。
例えば
手取りで月13万円は、一人なら辛い金額かもしれませんが、逆に二人だと
- 家賃
- 光熱費
- 食費
などが折半されるので、一人暮らしに比べかなり楽になります。
また、お互いの収入の手取りが13万円だったとしても、
13万円+13万円=26万円
の収入があるわけです。
ここから、家賃や光熱水費を差し引いても、余裕のある生活が予想できるのではないでしょうか?
もちろん、贅沢はできませんが、
- 月1ぐらいの外食
- 年1回ぐらいの家族旅行
ぐらいは可能だと思います。
(実際に、私が節約しているわけではありませんが、こんな感じで楽しみを持っています。)
お互い、日中は仕事して家に居ないので、その間の光熱水費、無駄な買い物当が削減できます。
扶養内に入る事も考える
ただ、パートナーのどっちかの給料が高いのであれば、もう一人は扶養の範囲内で働くことも視野にいれるという考えも◎
手取りが20万以上で、パートナーの手取りが13万以下なら扶養に入れたほうがいいかも。
正直、私はお金に関して素人だったたため、プロのファイナンシャルプランナーに相談してみました。相談だけだったので、無料で良かったです。
私の場合、パートナーを扶養に入れたら、厳しいかも…と判断したので、お互いフルタイムで働いています。
お金も大事ですが、時間にゆとりがあるというのもライフスタイルを考える上で重要です。
保育園のお迎えは6時ぐらいが日常
子供にはかわいそうなんですが…
正社員で働いていると、どうしても子供の迎えが6時ぐらいになってしまいます。もしくは、もうちょうい遅いぐらい。
なので、逆に土日などの仕事が休みの日には、丸一日、子供のために時間をつかっています。
保育園の準備は前日がベスト
ADHDは、準備が苦手~などの特性がありますが、基本的に一度、生活のルーティンにはめ込んでしまえば大丈夫。
「寝る前に、明日の保育園の準備をする」
とたった一つだけのタスクを覚えておけばいいですからね。
共働きの朝は戦場です…
ADHDの困った特性がどうのとか言ってられる暇がないぐらい忙しいです。
繰り返しですが、事前の準備は必須だと思います。
準備するものをリスト化しておく
私(ADHD夫)が保育園の準備をすることが基本ないんですが、2人目の子供がうまれたばかりのときは、私が保育園の準備を行っていました。
そこで問題が一つ。
妻の指示が覚えられない
「保育園にはこれとこれと、これを準備してね~」
と指示されていたのですが、いざ、自分で準備しようとしたらできない…
うん、これもADHDの困った特性の一つ。言語での理解能力が低いということです。
結局…
妻にお願いをして、保育園に持っていくものリスト作ってもらったことで、劇的に準備が楽になりました。
ADHDがある人にとっては、リスト化・可視化は必須のスキルになります。
夫婦でお互いに”簡単な”やる事リストを作っておく
リストがADHDにとって必須とお伝えしましたが、夫婦間の家事においても役に立ちます。
そこまで細かいの作る必要はないと思います。
夫のやる事
- 休みの日の風呂入れ
- 火曜、金曜のゴミ出し
- シフトで時間あるときは保育園の送り迎え
などなど、ざっくりでいいと思います。
あまり、事細かに決めてしまうと出来なかったときに、かなりストレスを感じてしまいますからね。
注意ポイント
ただ、ASDにありがちなのは、「○○は君の仕事だから~」といって絶対にやろうとしない事もあります。昔の私がそうでした…でも、一度、そういった特性が自分にあると認識できれば、「あ、今日はパートナーの体調悪そうだから私がやろう」とか気付けます。
スケジュールは共有アプリで
毎日、仕事で疲れ果てて帰ってきて、家に帰ってからは家事と、子供の面倒をみなければいけない…
そんな中での夫婦間の会話って、かなり限られてきます。
ほぼ、子供の話ぐらいになってしまうのではないでしょうか?もしくは仕事の愚痴ぐらい。
そういった慌ただしい日常の中で忘れてしまいがちなのが
メモ
- お互いのスケジュール調整
- 子供の行事
- 家族での行楽
など、予定をたてなければいけないものがありますよね。
妻だって仕事や子育てばかりでなく、友達とランチに行きたいだろうし、夫だって自分の趣味に使う時間が欲しいはず。
そして、一番忘れてはいけない大事な時間は、子供の行事、家族での行楽です。
こういった時に便利なのが、スケジュールを共有できるアプリです。
私も実際に、使っていますが、かなり便利!
仕事も事前にスケジュールが分かっているので、休み希望を出せたり、その日程に向けて行動が起こせるようになります。人間、目的があると、行動も素早くできるようになります。
また、事務的な会話を夫婦間でしなくて済むのでストレスも軽減、家族の会話に集中できるようになります。
参考
さらに、事前に行事が分かっているのであれば、行事の日時に合わせて必要なものリストをつくっておくと忘れ物を回避できます。
家事は掃除ロボットや食洗機を使って時短を目指す
「あったら便利だよね~」
って意味で使うのももちろんなんですが、ADHDって”物事を順序だてて実行するのが苦手”っていう困った特徴があります。
だから、家事をするときも「あれもやらなきゃ!」「これもやらなきゃ!」って焦って、何もできなくなっちゃう。
最悪、気分転換のつもりでつけたテレビやスマホを見てたらあっという間に1時間以上過ぎていた…なんて経験をしてる人も多いはず。
そこで、家事のタスクを減らしてくれるのが家電という訳です。
- お掃除ロボット
- 食洗機
- 乾燥機付きドラム洗濯機
この3つがあるだけで、家事が劇的に改善します。
また、ADHD、ASDって合理的に考える人も多いので、「仕事行っている間に掃除ロボットが掃除してくれてたら効率いいな」とか絶対に思うはず。
正直、ルンバは高すぎるので、別の掃除ロボットでも全然、性能いいです。
私も、実際に一万円ちょっとの掃除ロボット使っていますが、マジで便利!特に、子供が小さいうちは、床の汚れとか食べちゃう心配も減るので安心できます。
他にも、余裕があれば食洗機や乾燥機付きドラムを利用するのもgood!!
これらも高かったけれど、時間の短縮を考えればよかったと思える品物です。値段は高いけど、それ以上に脳のタスクを減らしてくれるので検討する価値ありです。
まとめ:共働きしつつ、時短などできるグッズやアプリを活用するべき
便利なものは、どんどん活用していきましょう。
確かにお金はかかりますが、それ以上に”時間”というリターンが返ってきます。
また、共働きはリスクの分散にも繋がりますからね。
どちらが仕事がダメだったとしても、片方が働ければ多少はなんとかなります。
ADHDなんて、仕事をいつクビになってもおかしくない恐怖と戦っていますからね…
自分の時間、ペースで生活できなくてつらく感じるときもあると思いますが、一度、生活の”型”がはまってしまえば、案外うまくいくものです。
早くその型にはまるように、時短グッズやアプリを活用して、充実した生活を送っていきましょう。