「テレビやスマホを見過ぎているけど悪影響はないのかな?」
私(@1arata0424)が大人の発達障害なんじゃないかなーと思い始めて、その原因ってなんだろうと考えた時にふと頭をよぎったのは、テレビを見過ぎていた事ということでした。
別に普通の人もテレビぐらい見るだろうけど、私の場合は、その時間が尋常じゃないぐらい長時間みていました。
子供の頃に長時間、テレビを見ていた事が大人の発達障害を悪化させた原因なのでは?とか考えています。
そういった経緯と理由について書いて行きたいと思います。
毎日5時間ぐらいテレビを見ていた
これは私が高校からになりますが、毎日5時間ぐらいはテレビを見ていました。恵まれていたことに、自分の部屋にテレビが置いてあり、それ幸いに毎日見ていました。
毎日5時間もテレビを見る時間なんてある?と思われそうですが、実際に見ていました。
当時は高校生だったので、平日はこんな感じでした。
~20:00 夕ご飯とお風呂を済ませる
20:00~1:00 ひたすらテレビを見る
単純に、本当にこんな感じのスケジュール?(笑)で見ていました。
そんなに面白テレビ番組あったの?となりそうですが、今となっては番組の内容なんて何一つ覚えていません。自分の知識になった記憶や経験もないし、今でこそ言えますが『あのときの時間って無駄だったな・・・』って思います。
それでも当時は、こういった事を疑問に思う事なく、これが普通なんだという感じでした。
現代の若い人はスマホやYouTube
今は、テレビを見る若い人って少なくなっているから、テレビがスマホのアプリやYouTubeだと思えばイメージ的には一緒かもしれません。もしくは、ネットフリックスやAmazonプライムビデオなんかもそうかもしれません。
特にゴールとかがあるわけではないのに、ずっと惰性でやり続けてしまう感じ・・・あれと似ています。スマホをいじっている間やYouTubeを見ている間は、難しいことは考えなくて済むから気持ちが楽なんですよね。
私も大人になってからアプリのパズドラにはまったことがあるので、アプリに熱中する理由はわかります。ついつい触っちゃうのは、感じ的にもちょっと似ていると思います。
学校のアンケートで気づける場面もあった
学校のアンケートで、毎日テレビを見る時間は何時間ですか?みたいなのがありました。私は、迷わず5時間以上と選択しようとしたのですが、選択項目の中には
- ~30分未満
- 30分~1時間
- 1~2時間
- 2~3時間
という選択肢しかありませんでした。これでなにが言いたいかというと、そういった場面でも、自分はテレビを見過ぎなんだと気づける場面があったのでは?という事です。
せっかくの気付けるチャンスを私は逃してしまいました。自分が、テレビを見過ぎていたと気付いたのは大人になってからでした・・・
多分、今だったらスマホとかに置き換えられてアンケートとかしているのかな?もしそうなら、今の学校は注意してくれるのだろうか?私のときは気づいてもらえず、ダラダラと見続けたが、せめて今の若い人(学生)にはスマホばかり見ているのは危険だよ!!という事を学校側でも気づいてあげて欲しいものです。
やりたい事がなかった
テレビをそんな時間見ていた理由としては、テレビを見るのが日課になっていたし、他にやりたい事やすることがなかったんですよね。
読書とか、好きなことがあればそういった事をやったりしたんでしょうけど、私の場合は家族をはじめ、周りに本を読む人もいなかったし、やりたい事の”お手本のような存在”もいなかったんですよね。
だから、自然とボーとテレビを見るという行動になったのかな・・・と思っています。
今でこそ、こうしてブログをやったり、読書が趣味になっています。だけど、学生の頃は世界が狭かったし、お手本になる人にも出会えませんでした。
そう考えると、学生時代の狭い世界での家庭の影響というのは大きいなと思いす。
参考>>発達障害の原因が親の影響だったとしても親を責めるのは間違いです
当然だけど勉強もできなかった
すっとテレビばかり見ていたから、もちろん成績はそんなによくありませんでした。
だけど!!良くはなかったけど、悪くもありませんでした。日頃は勉強をしていませんでしたが、一夜漬けで勉強する事が多く、意外とこんな勉強方法でしたが、毎回学年で中間ぐらいの成績を収めていました。
でも、今思えばって感じですが、テレビを見ている時間を毎日コツコツ勉強していたらなーなんて思うと、テレビばかりみていてもったいない時間を過ごしたなと思います。あのとき勉強しておけば、もっといい仕事につけたのになーなんて考えちゃいます。
まあ、この事に関しては大人の発達障害だからとかに関係なく、みんな思う事なんでしょうけどね!(笑)
それでも、なにかに集中するということがなかったのは発達障害の影響なのかな。
3時間以上テレビやスマホを見続けると焦燥感がうまれる
経験したことがある人もいるかもしれませんが、3時間ぐらい以上、テレビやスマホを見続けると、自分の頭の中にモヤモヤが溜まってきて、体がムズムズしてきて、じっとはしていられなくなって、焦りが生れてきます。
何言っているかよくわからないと言われそうですがその通りです。自分でもよく分からない正体不明の”焦燥感”がすごく強く現れるんですよ。
そうすると次第に、よくわからないけど、考えるのも、なにもしたくなくなってきて、結局テレビばかりみて一日が終わってしまいます。その日の不安だけが次の日に持ち越されてしまいます。
んで、次の日も難しい事を考えたくない(というか現状を打開しようという発想がでない)からテレビを見てしまう・・・これの繰り返しでした。
自分で考える能力が鈍る
テレビの見過ぎやスマホやYouTubeの見過ぎで頭が悪くなるなんて言うつもりはまったくありません。それらのものを見ていたって頭のいい人はいいですからね。
ただ、注意したいのは、テレビやスマホばかり見ていると、自分で考える能力が失われてしまうと肌で感じることができます。テレビやスマホは基本的に答えがそこにあるので、わざわざ自分で考えたり、調べたりする必要がありません。答えのないクイズ番組なんてありませんからね!
そいった感じで、自分で考える機会や調べる機会が減るので、自然と考える能力も鈍ってきまず。自分で調べたものと、人から教わったものとでは、記憶の定着率が全然違いますからね。
家族との時間がなかった
テレビを見続けた原因の一つとして、家族との交流が少なかったということもあります。別に家族が仲が悪かったとか、家庭内暴力があったとかそういったことはありませんでした。
でも、ごはん食べたらすぐに父も母もそれぞれテレビを見ていたし、それが普通なんだと思っていました。ただ、リビングで両親が見ている番組は若者向けではなく、つまらなかったので自分の部屋で見たい番組をみるというスタイルだったので、自分の部屋でテレビをみるというのが普通になりました。
それに関して家族から怒られたこともなかったし、注意されたこともありませんでした。しかし、それらには、次のような理由もありました。
共働きだけど父は家庭に無関心
私の両親は共働きでした。しかし、家事や育児は父は一切せずに、母にばかりさせていました。なので、母は仕事から帰ってきたら料理を作って洗濯をして・・・と毎日忙しい日々でした。だいたい夜9時ぐらいには疲れてうたた寝をして、それから残りの家事をやっていくという感じでした。
今思えば、私が手伝えばよかったんですが、そういった発想がまったくありませんでした・・・本当に恥ずかしいです。ただ、言い訳をさせてもらえば、そういった事に気づくことができない(指摘してくれる人がいない)家庭環境だったのかなとも思います。
こういった環境もあり、家族とコミュニケーションをとる時間もなく、また、両親も私にかまう体力も残されているはずもなく、自然と自分の部屋に引きこもるという感じでした。
その間、父は家事も一切しませんでしたが、子供とのコミュニケーションもありませんでした。基本的には、家族とのコミュニケーションには無関心だった事を覚えています。
テレビやスマホを長時間見過ぎて感じたこと
最初は、テレビを見続けて大人の発達障害になったかも?と考えていたのですが、本当は、元々発達障害だったからストッパーが効かずにテレビを見続けるという事をしてしまっていたのかなとも思います。
今でこそ、私自身が家事や子育てが忙しくてテレビを見る時間がないので見ていません。というより、見ていないもっと大きい理由は、今まで(子供の頃)テレビばかり見過ぎていた反動でテレビが見たくないんですよね。テレビを見ていると、昔感じた焦燥感をまた思い出してしまうというか・・・テレビを見ることで焦りを感じてしまう自分がいるからです。
だから、自分でテレビをつけようとも思わないし、見たいなんていう欲求もありません。
ただ、家族がテレビをつけていたりすると、自然と目が行ってそのままダラダラと見続けて、いつの間にか気がそっちに行ってしまって”ハッ”とさせられる事はあります。これも、一つの物事に集中できない、周りをキョロキョロしてしまうなどのADHDの特徴なのかなーと感じます。
いろいろ書いてきて、普通の人もテレビをたくさんみていたり、両親が共働きだったり・・・状況が同じでも、発達障害でない人は大勢いると思います。というかそれが普通なんだと思います。
今回、私がこの記事を書こうと思ったのが、テレビの見過ぎが原因で発達障害が悪化したのかな?という推測を兼ねて書いてみました。テレビが直接関係するとは限りませんが、悪化させるトリガーになる可能性はあるのではないでしょうか?
自分で考える能力はとても大事です。テレビやスマホばかりみて、自分で『このままじゃヤバイかも』と思ったら、テレビやスマホと関わるライフスタイルを見直してみるのもいいかもしれませんよ。