インチュニブは元々、血圧を下げる薬から派生して、ADHDに対しても効果があるといわれ、改良されたものです。
なので、血圧が下がるという副作用は当たり前といっても過言ではないかもしれません。
私自身も、インチュニブを飲み始めてから副作用である、立ちくらみがひどく、断薬をしてしまいました。
他にも、
「インチュニブ飲みはじめてから、立ちくらみがひどい」
「血圧が下がってきてフラフラする」
といった症状がある人もいるかもしれません。
個人の、体験談的な情報にはなりますが、他に同じようなことで困っている人もいるかもしれないので、情報をシェアしていきたいと思います。
インチュニブの副作用に血圧に関係する事が書いてある
インチュニブの注意事項の中にも
5.本剤の投与開始時及び用量調節時に副作用(傾眠,血圧低下等)により投与中止に至った症例が認められていることから,本剤の投与中(特に投与開始時及び用量調節時)においては,患者の状態を慎重に観察し,用量の調節を行うこと。
というような記載がある。
また、起立性低血圧というものがあり、この起立性低血圧の症状の中に「立つくらみ」があります。
自律神経症状で多くみられるのが、起立性低血圧です。 これは、起き上がったり、立ち上がったりしたときに、急な血圧低下による「立ちくらみ」をひきおこし、転倒や失神の危険があります。 起立性低血圧は自律神経がうまく働かないため、心臓が十分な血液を送れないことが原因です。
血圧低下が、立ちくらみの原因のひとつとも考えられ、インチュニブによる血圧の低下から、立ちくらみがおこっている可能性はあるかもしれません。
立ちくらみが発生するとき
毎回のように、立ちくらみが起きるわけではないんですよね。
立ちくらみがおきてしまうのには、ある程度の条件がそろったときです。
私の場合には、になってしまいますが、立ちくらみがおきるシチュエーションを挙げていきます。
急に立ち上がったとき
これは、インチュニブを飲んでいなくてもおきることかもしれませんが、インチュニブを飲む前よりも確実に頻度がアップしているのが実感できました。
少し急ぎ目の要件があるときに、イスから急に立ち上がると“ふわ~”っとした感覚になります。
次に頭が“ぼ~”っとしてきて、フラフラしてきます。そして“ぐるぐる感”…
少しずつ、回復してきて正常な感覚に戻ってくるというサイクルが20秒ぐらいおきます。
このとき、体が動かせなくなります。 無理に動かそうとすると倒れそうになります。
階段をのぼったとき
私の仕事が、事務職で日ごろから体を動かさないということもあるのですが、1階→3階まで階段を上っただけで、“フラフラ感”“ぐるぐる感”がでてしまいました。
メモ
インチュニブを飲む前も、多少の息切れや動悸はあったにせよ、“フラフラする”ということはなかったので、インチュニブの副作用なのかなと感じています。
立ちくらみに対策はあるのか
私も、たちくらみがひどいなと感じてからは、自分で行える対策を何個か行いましたので、紹介していきます。
ただ、先に結果を書いてしまうと、完全に良くなったということにはならなかったです。
サプリや漢方
「立ちくらみ 対策」とネットで検索したときに出てくるのが、漢方やサプリだと思います。
確かに、一番効果がありそうですし、手っ取り早く改善できそうです。
私も、貧血や自立神経に効果があるとされている、サプリや漢方を、楽天・Amazonで買って試してみたのですが、効果は、いまいり感じられませんでした。
もしかしたら、”私には”効果が無かっただけで、相性などがあるのかもしれませんね。
また、立ちくらみには「鉄分」や「タンパク質」が良いというのも割と有名な話です。
こちらの、タンパク質に関しては、摂取することで「疲れにくくなったかな?」という効果はありました。
それでも、立ちくらに対しては「?」ぐらいの効果でしたが、一度、自分で試してみる価値はあるかもしれません。
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水を飲む
急に立ち上がったり、朝礼や通勤電車などで長時間立ち続けた時に、ふらっとして目の前が暗くなり一瞬意識が遠のく−−。このような立ちくらみ(脳貧血)を、水をコップ2杯飲むだけで、予防できる可能性があることがわかった。健康な男女22人に人為的に立ちくらみを起こす検査を受けてもらったところ、5分前に水を2杯飲んだ時には、何も飲まなかった時よりも立ちくらみが起こりにくかったという。研究結果は、Circulation誌11月25日号に掲載された。
このように、水を飲むことが効果的、とあったので、仕事中に水の入ったマイボトルを持参し、常に水分補給ができるような状態にしていました。
気にかけていたので、こまめに水を飲んでいましたが…
そこまでの効果は実感できませんでした。
ただ、水を飲まないよりは、飲んだほうが全然マシというのは実感できました。
手軽に出来るのでお勧めです。
お酒(アルコール)をやめた
私が元々、お酒は好きで毎日のようにお酒を飲んでいました。
インチュニブを飲み始めてからも、「週末だけ」と決めてお酒をのんでいましたが、その週末だけのアルコールも断酒しました。
結果、効果はそこまでありませんでした。
※アルコールはそこまで関係がなかったのかもしれません
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立ちくらみがつらかったのでインチュニブはやめた
立ちくらみに関して、調べれば改善方法はたくさんでてきました。
上記以外にも
- 食事療法
- 生活習慣の改善
- ストレスを減らす
などなど
言っていることは分かるのですが…
正直、忙しい毎日の中で、そこまで細かく環境改善をしていくなんて無理!!というのが私の感想でした。
仮に、そんな優雅な生活ができているのならば、ADHDで悩んだりしていませんからね。
自分で改善しようとする努力は必要だということはわかりますが、限界があると思います。
私も多少の改善策は行ってきましたが、「これ以上は難しいな」という判断しました。
正直なところ、私はADHD以外にも聴覚過敏があったので、できればインチュニブを継続して改善していきたかったのですが、実際の体調(血圧低下)には、勝てませんでした。
聴覚過敏や、ADHDの特性が確実に改善されるか不明なインチュニブを飲みつづけるよりも、今の自分の体調管理を行ったほうがいいな、という事を先生とも話し合い、インチュニブは中断する結果となりました。
まとめ:立ちくらみは多少するものなので続けることも視野へ
立ちくらみは誰にだっておきることです。特に、女性には多いとされているほどです。
そんな中で、立ちくらみの原因が全てインチュニブだと決め付けるには、理由が少し強引すぎるかもしれません。
本記事は、あくまで個人の体験談的な内容になります。
なので、
「インチュニブに効果を期待している」
「インチュニブを試してみたい」
という気持ちがあるのなら、先生と相談して継続するなり、出してもらうのもアリと思います。
インチュニブを飲むと立ちくらみがするかもよ~ぐらいの気持ちで読んでもらえれば幸いです。
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